太陽光発電所の長期安定的な運用には、O&Mが欠かせない。損失を最小限に抑えるために必要なサービスとは?
「日本には危険な造りをしている
太陽光発電所があまりにも多い」
「事業者から発電量が期待値に達していないという相談を受けて調査すると、瑕疵だらけでした。杭が曲がっていたり、造成工事がでたらめだったり。数年以内に機能しなくなるような発電所が、日本に多いのが実態です」
その背景には、日本でO&M市場が十分整備されていない現状があります。急速な太陽光発電普及の陰で、「太陽光は日射量が確保できればメンテナンスフリーでずっと発電できる」という思い込みが蔓延してしまったためです。
定期点検や駆け付け点検などができていても、
「資産運用に関わるオペレーションができていない」のが現状です。
一般的に自宅を建てる場合、家具の建て付けがマニュアル通りにできているかなど、隅々までチェックしませんか? 太陽光発電所も同じです。
部品そのものの欠陥ではなく、設計や施工でミスが発生することが多いのです。期待した発電量が出ないのは、決してパネルや架台そのものに欠陥があるわけではありません。
それを見抜くのがO&Mの本来の役目です。
O&M費用は安く抑えたいというのが事業者の本音であることは理解できます。しかし、
安かろう、悪かろうでは全く意味がありません。太陽光発電のトラブル防止は予防保全が最も効果的で、特に瑕疵担保期間中に、EPCにきちんと是正、修繕してもらうことが重要です。自分たちの収益を圧迫しない程度にリスクを管理し、長い年月を信頼して付き合えるO&M業者を選ぶ必要があります。
O&Mサービス
O&Mサービス
特別高圧、高圧案件を中心に500MW超の管理実績。パフォーマンス、コスト、リスクを最適化し、発電所の潜在能力を高めます。
アセットマネジメント
総額400億円超の資産運用を管理サポート。「太陽光アセットマネジメントガイドライン」策定委員会では主幹事を務めています。
遠隔監視システム
SiMaS
発電所全体のレイアウトをそのまま画面上に再現し、発電量を色で表す画期的な発電監視システムです。
─SOLAR JOURNAL WEBサイトより