特別企画 リスクに備えるレジリエンス対策

毎年のように猛威を振るう、台風などの自然災害。太陽光発電所においても、被害を最小限に抑える対策が必要だ。発電のダウンタイムを生まないことだけでなく、思わぬ事故やトラブルの防止にもつながる。自然災害などのリスクに備えることは、地域に愛される発電所に求められる社会的な責任でもあるだろう。では、具体的にどのようなレジリエンス対策が必要になるのか、保護対策や経年劣化対策といった観点から紹介する。

1. 系統連系の保護対策は万全か

 系統連系している太陽光発電所は、送配電ネットワーク側でトラブルが起こると、過電圧や周波数の変動などの影響を受ける可能性がある。その逆もしかりで、発電所内で発生した電気的なトラブルが系統側に何らかの影響を及ぼす恐れもゼロではない。

送配電ネットワークや発電所で予期せぬ事態が生じたとき、瞬時に発電所の回路を保護するのがリレーの役割だ。発電所を構成する小さな部品の1つだが、重要な役目を果たす。万が一のトラブルに常に備えるには、信頼性の高いリレーの存在が欠かせない。発電所内外のトラブルによる影響を最小化する堅牢な保護対策が必要だ。

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多回路監視システム

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2. そろそろ経年劣化への対策を

 経年劣化は発電所にさまざまな問題を引き起こすが、中でも絶縁抵抗の劣化は重大なものだ。というのも、絶縁抵抗の劣化は絶縁不良に直結し、火災などの重大な事故に発展する恐れがあるからだ。未然に防ぐには、定期的な電気保安はもちろんのこと、絶縁監視リレーが常に正しく機能しなければならない。

絶縁抵抗のトラブルは、24時間365日いつ訪れるかわからない。そのため、常時監視の機能は必須だ。不具合が起こると即座に知らせてくれる機能も欠かせない。高品質の絶縁監視リレーや定期点検といった多重の対策によって、発電所のダウンタイムを最小に抑えたい。


絶縁監視リレー CM-IW x シリーズ, 給電監視リレーCM-UFDシリーズ

ABBの監視リレーには、絶縁管理リレーおよびグリッド給電監視リレーがあります。 火災などのトラブルを未然に防ぎ、公共グリッドの異常を検知し再生可能エネルギー側を切断するなど、設備の信頼性を向上させます。

気中遮断器(ACB)Emax2シリーズ

ABBの高度なテクノロジーで、信頼性の高い保護機能と電力消費の効率化を両立するコンパクトな気中遮断器です。



3. 風雨から機材を守る接続箱の耐久性も忘れずに

 厳しい日射や風雨の影響を受けやすい部材の1つに、接続箱がある。見落としがちなポイントだが、接続箱は精密な機材を守るという大切な役目を果たしている。常に外気にさらされていると、当然、経年による劣化が発生する。

接続箱の場合、ちょっとした劣化で内部に異物や湿気が入り込み、機材の不具合につながることもある。接続箱そのものの状態は目視で確認するケースがほとんどで、劣化の発見が遅れてしまう場合もある。耐久性の高い接続箱は発電所の安全を守る第一歩だ。

産業用接続箱(DC1000V/1500V対応)

信頼性・耐久性・柔軟性の三拍子そろった産業用接続箱。ストリング単位の監視機能も備え、幅広い発電所に対応します。

産業用AC集電箱

案件ごとのカスタム仕様でパフォーマンスを向上。漏電保護装置や発電監視システムなど豊富なオプションも完備しています。



系統連系保護や経年劣化といった事柄にも万全のリスク対策をとり、発電設備の思わぬトラブルを防ごう。


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